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Apple、アメリカでバタフライキーボードの集団訴訟について和解のメール送信開始

Appleが2018年に始まった「バタフライキーボード」に関する集団訴訟について、7月に決まった総額5,000万ドルの和解金を支払う件について、対象のユーザーにメールでの連絡を始めたとMacRumorsが報じています。

この問題は、バタフライキーボードの不具合について欠陥があるとしてアメリカで集団訴訟に発展。7月に該当モデルを購入したユーザーに対して総額5,000万ドルの和解金を支払うことで合意していました。

https://www.keyboardsettlement.com/

対象はグループ別に分けられており、下記の通りそれぞれ手続きや支払われる金額が異なる。

グループ1

購入から4年以内に2回以上トップケース(キーボード部分)の交換をしたMacBookユーザーが対象。
最大395ドル(約55,000円)が支払われるとのこと。
自動で支払いを行うとして、支払いについてと和解に関するメールが送信されています。

グループ2

購入から1年以内に1回トップケース(キーボード部分)の交換をしたMacBookユーザーが対象。
専用サイトから請求フォームへの入力が必要です。

グループ3

トップケース(キーボード部分)では無くキートップのみを交換したユーザーが対象。
専用サイトから請求フォームに入力することで少額の和解金を受け取れる。

対象となるMacBookユーザーに対しては今月クラスの通知を送信する予定。
和解金の請求期限は来年2023年3月6日まで。

※アメリカでの集団訴訟に基づいているため日本国内のユーザーは対象外

バタフライキーボードは2015年のMacBook12インチモデルから搭載。
2019年のMacBookまで使われていましたが、文字が勝手に反復入力されたり、キーを押した時の反応が一定では無いなどの不具合が多発したため廃止。
それ以降のモデルは旧来のシザースイッチキーボードになっています。

バタフライキーボードを搭載したMacBookは2018年6月から無償で交換修理を行う【キーボード修理プログラム】が実施されていましたが、トップケースを交換する対応だったため根本的な解決にはなりませんでした。

バタフライキーボードを搭載したMacBookモデル一覧

  • MacBook (Retina, 12-­inch, Early 2015)
  • MacBook (Retina, 12­-inch, Early 2016)
  • MacBook (Retina, 12-­inch, 2017)
  • MacBook Air (Retina, 13-inch, 2018)
  • MacBook Air (Retina, 13-inch, 2019)
  • MacBook Pro (13­-inch, 2016, Two Thunderbolt 3 Ports)
  • MacBook Pro (13-­inch, 2017, Two Thunderbolt 3 Ports)
  • MacBook Pro (13-inch, 2019, Two Thunderbolt 3 ports)
  • MacBook Pro (13-­inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)
  • MacBook Pro (13-­inch, 2017, Four Thunderbolt 3 Ports)
  • MacBook Pro (15-­inch, 2016)
  • MacBook Pro (15-­inch, 2017)
  • MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)
  • MacBook Pro (15-­inch, 2018)
  • MacBook Pro (13-inch, 2019, Four Thunderbolt 3 Ports)
  • MacBook Pro (15-­inch, 2019)

Source MacRumors

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