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【連載】MacBookのバッテリー交換をする前に知っておくべきこと:第3回

SMARTでたくさんご依頼を頂く「MacBook(Air/Pro)のバッテリー交換

MacBook(Air/Pro)の電池の持ちが短くなってきたり、バッテリーアイコンの部分に「要交換」などの表示が出た場合はバッテリーの寿命が来ていて電池交換を検討するタイミング。

これまでバッテリーを交換せずに買い替えをしていた方は、バッテリー交換についてわからない点、不安な点も多いと思います。
バッテリー交換を依頼する前に重要なポイントを抑えておけば実際にバッテリー交換をする際にスムーズに進めることが出来ます。

今回からMacBook(Air/Pro)のバッテリー交換を依頼する前に知っておくと役立つポイントを解説します。

第3回目はバッテリー交換を行う前に準備しておくと良いことをまとめました。
実際にSMARTやAppleでバッテリー交換を依頼する方はこの記事を参考に事前の準備を行っておきましょう!

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目次

データのバックアップ

バッテリー交換時にデータが消失してしまう可能性は極めて低いです。
ただ、精密機器のため何があるかわかりません。
万が一の可能性に備えてバックアップすることもおすすめします。

TimeMachineでのバックアップ

MacBookに標準で搭載されている「TimeMachine」を使用して、外部のHDDやSSDにデータを保存する方法です。
最初の設定さえしてしまえば自動でバックアップを取ってくれるので簡単です。
また、Mac全体を定期的にバックアップを取得するので、万が一復元する場合も元のデータがほとんどそのまま戻せるので安心です。
特定の時点に戻って誤って削除したファイルを取り出すこともできます。

TimeMachineでのバックアップ手順

1. 外付けハードドライブの準備

Time Machineは外付けハードドライブまたはネットワーク上のNASを使用してバックアップを作成します。まずは、適切な容量の外付けドライブを用意しましょう。Macのストレージ容量以上の容量を持つドライブを選ぶのが理想です。

2. 外付けドライブを接続

  • 外付けドライブをMacのUSBポートに接続します。
  • 接続すると、Time Machineが自動的に認識し、「バックアップ用にこのディスクを使用しますか?」と表示されます。

3. Time Machineの設定

  • 手動設定の場合: 「システム設定」→「Time Machine」へ移動します。
  • 「バックアップディスクを選択」をクリックし、接続した外付けハードドライブを選択。
  • 「ディスクを使用」をクリックします。

4. バックアップが自動で開始

  • 一度設定が完了すると、Time Machineは自動的にMac全体の初回バックアップを作成します。この最初のバックアップは時間がかかりますが、次回以降は変更されたファイルのみがバックアップされるため、より短時間で完了します。

5. バックアップの管理

  • Time Machineは過去のバージョンを定期的に保存します。古いバックアップは時間が経つと自動的に削除され、新しいバックアップに置き換わるため、ディスクの容量を節約できます。

6. バックアップの復元方法

Mac全体を復元する場合: macOSのリカバリーモードからTime Machineを選び、バックアップからシステム全体を復元します。

必要なファイルを復元する場合: 「Time Machine」を起動し、過去のバックアップから復元したいファイルやフォルダを選んで復元できます。

クラウドバックアップ

iCloudやGoogle Drive、Dropboxなどのクラウドサービスを利用して、重要なファイルやドキュメントをクラウドに保存します。
システム全体のバックアップではなく、ファイル単体の保存になります。

TimeMachineでのバックアップと異なり、HDD(SSD)などの物理デバイスに依存したいため、インターネットに接続していればどこからでもアクセス出来る点や、物理的な損傷によるデータ破損のリスクがありません。

また、TimeMachineと同様にiCloudやGoogle Drive、DropBoxなど一部のサービスはデータが変更された場合に自動でバックアップを行います。

iCloudバックアップの手順

システム設定→「Apple ID」→「iCloud」を選択。

iCloud Driveを有効にし、バックアップしたいファイルやアプリデータを選択。

「デスクトップと書類フォルダ」を選択すると、デスクトップとドキュメントのファイルが自動でiCloudに同期されます。

まとめとあとがき

TimeMachineでのバックアップとiCloud(その他クラウドサービス)でのバックアップにはそれぞれメリット・デメリットがあります。

特徴CloudバックアップTime Machine
アクセスどこからでもアクセス可能外付けドライブが必要
データ保護インターネット経由、物理的損傷のリスクがない外付けドライブが壊れた場合、データ消失のリスクあり
容量制限無料プランの容量制限が厳しい外付けドライブ次第で柔軟に対応可能
セキュリティプライバシー・セキュリティの問題が一部懸念されるローカル保存のため、外部にデータが漏れる心配が少ない
操作性自動同期で常に最新のデータを保持自動バックアップも可能だが外付けドライブが必要

どちらか一方を選択するのではなく、両方合わせてバックアップを取得するのが万が一のトラブルには一番効果的。
最初の設定さえしてしまえばどちらも自動的にバックアップを取ってくれるので手間はかかりません。

バッテリー交換修理を依頼する以外にも、突然のトラブルで使用できなくなったりすると困るので普段からこういったバックアップは定期的に取得するようにしておくのがオススメです。

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